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久しぶりの鍛錬

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

今日は久しぶりに涼しく、これならばと、もう松炭がなくなりかけていたこともあり、松での炭焼きを行いました。前回に窯の中に入れてセットしていたので、すぐに窯口から火を焚き始めましたが、日が差すとさすがに暑い。薪をくべる時だけ窯口に行き薪をくべるの繰り返し。

煙が順調に出始め、窯の中の温度が70度を超えると空気口を残し窯口を閉鎖できるので後は待つのみ。

翌日の昼には完全に炭化が完了したのですべての空気口を閉鎖。1週間後に窯が冷めてから取り出すことにする。

午後は卸し金をしたあまい鉄がたまってきたので積み沸かしをしてテコ棒の先に付けて終了。

もう少し涼しくなればいいのだが、また、来週か


 
 
 

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