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炭窯の補修

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

炭窯の両サイドにコンパネをめぐらし、炭窯本体との間に保温のため真砂土を投入していましたが、熱で膨張したためかコンパネが膨らみ、その力に負けビスが飛び中の土がこぼれだしてきていたので、ここで思い切って補修。

一旦コンパネを取り外し、中の土も掻き出し、改めてコンパネと補強のため2×4の木材をビス止めして再度土を入れ、水をかけ、下までしっかりと土が締り込むようにしました。

約1.5時間の作業。

残りの時間で、焼き入れが完了している2尺7寸の太刀の砥ぎを行いました。砥ぎは根気がいる作業で、鍛錬の合間などにするため

なかなかはかどりません。


 
 
 

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