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芯鉄の鍛錬

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2016年12月18日
  • 読了時間: 1分

雑用に追われてなかなか鍛錬ができていなかったので、久しぶりの鍛錬です。鍛錬の時、ホドの底には鉄が含有しているノロが溜まります。これを砕いて磁石でくっ付く鉄成分が混じっている分を卸し金にした分を鍛錬します。卸し金した分はどうしても鉧とは違い、成分が悪く鉄としては甘く=柔らかいので、刀の芯に入れる芯鉄とします。

不純物が多いためじっくり温度をかけ融点の低い不純物を流しだします。この温度のかけ方が難しい。あまり温度をかけると材料が柔らかく甘いので溶けて減ってしまうし、温度が低ければ鋼滓が流れ出ません。

4回下鍛えしたのを2枚合わせて6回鍛えまで進みました。


 
 
 

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4月25日 鉧纏め

鍛錬所に行ってみると、昨日の大雨でホドやベルトハンマーの立場も水浸しで、まずは立場の水を掻い出す。 ホドが濡れているので到底鍛錬は難しい。 本日は、今まで溜っていたたたら製鉄で出来た不完全な鉧を処理することとする。 鉄は還元されているが、纏まりが悪く歪な形になっている。 順番に赤めて、少しずつ機械ハンマーで叩き纏めて、徐々に温度を上げて不純物をたたき出す。 6ケ程処理して昼 午後からは、次のたたら

 
 
 
4月13日

前回に作製していた包丁4丁を仕上げる。 銘切したうえで、表面をバフ仕上げを行う。 柄を付け、中茎の周辺に蝋を充填して完了。 午後大きい直径松材を適度の大きさに割り、乾燥に回す。 一部玉切り状態で置いておいたため、虫食いが生じ、中がスカスカになってしまっているのが見受けられる。 やはりある程度早い目に薪にしなければいけない。 次回からは材木卸から直径の15㎝程度の松材を購入しようと思う。

 
 
 
4月8日

改良したたたら装置の塩梅を見るために、たたら吹きを行う。 改良した場所は、羽口と下釜上部の距離が長すぎたため、ノロが下釜に達した時に温度が下がり、そのまま冷えてノロとして排出できなかったため、中釜の下4cmを切断した。 朝7時から予熱、8時砂鉄投入。 炭は先週行った炭焼きでできた松炭を使用。 砂鉄は島根県、愛知県産の混合を30kg。 心配していたノロ出しも出来、改良の成果が出たように思う。 心配は

 
 
 

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