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たたら製鉄のこつ

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2016年12月23日
  • 読了時間: 1分

今日は岡山の長船の親方の所に、年末のあいさつと近況作業報告に訪問する。

もっぱら、たたら製鉄や砂鉄成分などに話が盛り上がる。

自分でも小型のたたら製鉄を行っているが、砂鉄の成分や炭の出来不出来で鉧の状態が左右される。試しに最近製鉄を行った鉧を持参し、鍛錬してみるが赤めて叩くと、バラバラになりうまくまとまらない。親方曰くはたたら製鉄の温度が関係しているみたいだ。

自分一人でやっていると、壁にぶち当たってしまうが、そこは研究と経験豊富な親方の一言は大きい。俄然ヒントをもらい、また、新しい種類の砂鉄も頂戴して、


 
 
 

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