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刀の素延べ

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

刀鍛冶 祐崇 素延べ

天気が思わしくなく、時折大粒の雨。気温が低いので刀鍛冶にとっては逆に好都合。

朝一番から炭焼き窯に火を入れる。今回は雑炭の製炭。

火の様子を見ながら、午前中から少し延長して刀の素延べを行う。

以前重ね3分・幅1寸2分・長さ2尺まで伸ばしたものを、更に先端を重ね2分3厘・幅7分にして、長さを2尺2寸まで伸ばす。

火造りで長さが2尺3寸強の常寸で、身幅が元で1寸2分まで持ってゆきたい。

重ね・幅とも豪壮な作りで、大切っ先にしてみたい。


 
 
 

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