刀の素延べ刀工 祐崇2019年6月15日読了時間: 1分 天気が思わしくなく、時折大粒の雨。気温が低いので刀鍛冶にとっては逆に好都合。朝一番から炭焼き窯に火を入れる。今回は雑炭の製炭。火の様子を見ながら、午前中から少し延長して刀の素延べを行う。以前重ね3分・幅1寸2分・長さ2尺まで伸ばしたものを、更に先端を重ね2分3厘・幅7分にして、長さを2尺2寸まで伸ばす。火造りで長さが2尺3寸強の常寸で、身幅が元で1寸2分まで持ってゆきたい。重ね・幅とも豪壮な作りで、大切っ先にしてみたい。
天気が思わしくなく、時折大粒の雨。気温が低いので刀鍛冶にとっては逆に好都合。朝一番から炭焼き窯に火を入れる。今回は雑炭の製炭。火の様子を見ながら、午前中から少し延長して刀の素延べを行う。以前重ね3分・幅1寸2分・長さ2尺まで伸ばしたものを、更に先端を重ね2分3厘・幅7分にして、長さを2尺2寸まで伸ばす。火造りで長さが2尺3寸強の常寸で、身幅が元で1寸2分まで持ってゆきたい。重ね・幅とも豪壮な作りで、大切っ先にしてみたい。
再焼き入れ以前注文いただき、製作した刺身包丁が砥いでも切れないとの事で連絡があり、再度焼き入れをする。原因は色々あるが、焼き入れ後の焼きなましの温度が高くなり過ぎ、焼きが戻ってしまったか、一番考えられるのは、砂鉄からたたら製鉄で玉鋼を造っているが、どうしても場所ごとに炭素量のバラツキ...