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猛暑

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

梅雨が明け、全国一斉に猛暑の連続。

当鍛錬所のある伊賀上野は、普段都会より2度ほど気温が低いが、

今年はどうも関係ないようで、連日36度になる。

火を使う場合は朝の涼しい(と言っても25度以上ある)うちにする必要があるので

朝5時から鍛錬を開始し、9時には終了させなければ、熱中症になる。

でも、作業の区切りの関係でどうしても時間を過ぎてしまい、汗だくの日々である。

大型扇風機にあたりながら、当面の必要作業を進める。



包丁の注文が溜っているので、テコ付け鍛錬をする。

鉧の成型とテコ付けで1時間、1回折り返しに20分、6回折り返すのに約3時間。


ただ、途中休憩も入れなければ倒れるので、どうしても4時間ぐらいかかる。


午後はさすがに作業はきびしい。日陰で軽作業で1日を終える。

 
 
 

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