top of page

3日目

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2020年5月1日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年5月3日

今日は鍛錬の1日とする。

朝から前回テコ付けし、上に小鉧を鍛接したものを5回鍛える。

鍛えた5回物を2枚鍛接し8回まで鍛える。

造り込みで甲伏せの状態まで作業が進んでいたが、少し量が少ないように思えたので、従来はやらないが、甲伏せの上に棟鉄として追加しようと思う。



                 甲伏せで皮鉄と芯鉄を合わせる


                        赤いのが棟鉄


棟鉄を合わせてから、沸かし延べを行い、30cmぐらいまで伸ばすが、鎌倉の鉄を使っているからか、やたら硬くて伸びない。重さ1.8kg。


造り込みは丁寧に行わなければ、鍛接不足で膨れが出たり、傷になることもあるので、非常に気を遣う。

かなり、バテテ来たのでここで終了とする。

明日は30度近くになるとのことなので、火を使わない作業日とする。

 
 
 

最新記事

すべて表示
たたら装置の補修

羽口の角度が今一固定できないので、改めて羽口を溶接して四方から風が吹きつけられるようにする。次のたたら製鉄に備えて下釜にも土を塗り、数日掛けて乾燥させる。 たたら製鉄がうまくいかないと、良い玉鋼が出来ないので、当然良い鍛錬、良い製品も出来ない。...

 
 
 

Comments


bottom of page