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たたら装置の改修

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

長年たたら装置を使っていると、熱で内壁が剥がれたり、ノロの付着で内径が狭くなってきたりして、燃焼効率や鉧の育成に影響するため、今回内部を改修することとする。


最初にノロが付着した部分を鏨で大方取り去る。


そこに耐火セメントで約3cmほどの厚さで壁を作る。


上釜、下釜とも損傷していたので同じように耐火セメントで補修。

後は、たたらを行うときに余熱で焼き固めれば

たたらを安心して行える。


午後時間があったので、新しく買った小型の軽いチェーンソで、邪魔になっていた気を伐採し、薪の寸法に切りそろえる。

20インチバーのチェーンソーよりだいぶ軽いので作業がとても楽である。



 
 
 

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