top of page

三連休の1日目

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2020年1月14日
  • 読了時間: 1分

この三連休の内、2日間は鍛冶、残りの1日は狩りと忙しい予定。

昨年よりの包丁の注文、砥ぎ・工作の注文など、溜まっている注文作業を先にこなさない

と、鍛錬など気を注ぐことが出来ないので、その作業を先行させる。

1日目、昨年末に火造りまでしていた小包丁3本を焼き入れ、成形、砥ぎ、銘入れ柄付け

で完了させる。以前は焼き入れた状態で銘を入れていたが、棟の方は焼き刃土を塗ってい

るので焼は強く入らないが、それでも全体が鋼の為、幾分かは焼が入り、銘を入れる時、

鏨が入らず下手な銘切がますます下手になっていたが、今回は棟の方だけバーナーで焼き

戻し銘を入れる。鏨が入り幾分上手に切れた気がする。




焼き入れでホドも温もっていたので、久しぶりに卸鉄を行う。

鍛錬の時ホドの底に溜まった物を砕いて、鉄気のあるのをホドで溶かし精錬する。

炭素量を高めるために、風量を少なく高温という相反する状態をホドの中で造る必要があ

る。これが刀鍛冶の技術の一つでもある。

5㎏を卸して、1.8㎏の鉄を取り出す。





 
 
 

最新記事

すべて表示
強風のため

今週は前回のリベンジも含め、日を通して鍛錬を行い、勘を取り戻そうと思って鍛錬所に出かけるも、朝から台風のような強い風が吹き荒れ、全国的に山林火災が多く発生していることもあり、火の粉が舞う可能性が有るので、本日の鍛錬は中止とする。 午前中は昨年末に出来なかった大掃除を行う。 ブロアーで鍛錬所にたまった煤、灰塵を吹き飛ばす。特にホドの上の排気ダクトには多くの灰塵が溜まっており、そこを下からブロアーで風

 
 
 
落ち込み

本日は来客の予定。 昼から来所なので、午前中、火かき棒、火箸、切鏨を溶接機なので修理を行う。 数年使うとあちこち壊れる。その度に補修の必要がある。 鍛冶屋は全て道具は自分で作り、自分で補修するものである。 午後から来所で、鍛錬を見てもらうが、1回折り返した時点で生憎、テコ首がひび割れてしまい折り返しが出にないので、一旦切り離して再度鍛接を試みるが、2回やっても鍛接ができない。 温度はあっているが、

 
 
 
遅々の鍛錬開始

雑多なことが多く、今シーズン初めての鍛錬となる。 しばらくホドも使っていないし、一部立場の足元も水が溜まっていたので、湿気が溜まっているように思われる。湿気が溜まっていると、温度が上がらず、沸き悪くなる。 最初はホドを温める目的で、卸鉄の材料を赤めて心鉄もしくはテコ棒の材料にしようと思ていたが、これが大失敗。 炭を入れて火を付けると、周囲からモクモクと蒸気が上がり、全然温度が上がらず、その為ノロ自

 
 
 

コメント


bottom of page