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三連休の2日目

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

2尺4寸の刀の砥を1日かけて行う。年末まで細名倉までかけていたのを内曇りから上砥

ぎ刃取りまで行う。

内曇りの時が一番疲れる。地鉄と内曇りの相性を見ながら最初は軽く細名倉の砥目を抜き

、その後肌目を出すように引き砥を行う。この時内曇りの中の針気で引けが入ると、また

2段階戻して中名倉から修正する必要があり、根気と丁寧さが要求される。

刃艶・地艶、刃取りまで進むと少しはホッとする。

何とか来週には残り切っ先、磨きを完了させたい。

 
 
 

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