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作業進める

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

先週のイベントの準備が結構時間を取ったので、今週は溜っていた作業を一気にこなす。

まずは、炭がなくなってきたので、雑木を炭焼きする。


その間に注文の仕込み刀の素延べと火造り。前回作成したときは、火造りの段階で鞘に納めるように作ってしまったので、焼き入れ手鍛冶押しした段階で重ねが落ちてしまい、薄っぺらい刀になってしまったので、今回は重ねを厚く、かつ火造りの段階では鞘に3寸程入らない大きさに作製してゆく。

これが結構時間がかかり、朝から昼過ぎかかる。


夕刻まで3時間ほどあったので、切っていない松の炭があったので、5俵ほど切りそろえる。


次の日、朝から草刈り。今までは草刈り機の先には刃のついたものを使用していたが、鍛錬所は結構ブロック等が多いので、今回刃出なく、硬質ビニール紐の部品を買う。

建物の縁や、ブロック際など結構スムーズに切れる。ただ草によっては切れにくい物もあったりで、良し悪し。

昼からは気温も高くなったため、包丁、ナイフを研ぎ上げる。




 
 
 

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