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夏前最後の炭出し

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

もう、暑くなり炭焼きの火の番も辛いのでここで夏前の炭焼きは終了として、次回は10月以降になる。今回雑木で出炭量は5.5俵。最近は材料の薪の上にトタンをかぶせて居なかったので、焚口に近い薪が燃えてしまい1.5俵ほど少なくなってしまっている。秋以降はトタンを買ってきて被せようと思う。



午後は前回機械ハンマーの応急修理だけだったので、使っているとどうしても隙間があり、力がうまく伝わらないのか打撃力が安定しない。隙間を埋めようと思い、ホームセンターで材料を探すがお無用なものがない。どうしようかと思案していると、鍛錬所の前の道路に落ちていたリング状の鉄があり、これがきれいに収まる。

これを取り付け、留めの鉄串を打ち完璧に治る。

これに気をよくして、途中の素延べを2尺まで荒素延べを行い、本日も終了。

 
 
 

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