朝一番より、先週焼いた松炭を窯出しする。前回の雑木が取れ高が少なかったので心配したが、今回は大丈夫そう。
早速炭切を行う。
鍛錬用に使う場合、一般的には1寸角(約3cm)に切りそろえる。
綺麗に、粉炭を出さずに、かつ早く切らなければならない。
同じ炭でも部位や乾燥の具合、材質の差異、炭窯の位置などで、硬さが違ってくる。
備長炭みたいにいい音がするものは、リズミカルにトントンと切れてゆくが、柔らかく脆い炭は余り強く切り込むと崩れてしまう。
コツは持った時の感触。後、炭材にも目があり、目に沿って切り分けると崩れが少なくきれいに切れる。
午前中掛かり5俵分を切りそろえる。いつもより1俵多くとれる。


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