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炭窯補修と包丁火造り

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

前回炭窯の前部の板を剥がした状態だったので、コンクリートブロックを買ってきて積み上げる。寸法上1ブロックでは中途半端な部分が出るので、その部分はレンガブロック等をお持ちいたり、グラインダーで切断したりして埋める。

午前中にはブロック積が完了し、後はコンクリートが乾いたら隙間に真砂土を入れれば完成。来週に回す。


午後は注文の包丁を造った残りが少しあったので、火造りして三徳包丁。約1時間の作業。



残りの時間は、切鏨が割れたり長さが使いにくかったりしていたので、先部分を2に折り返し短く重ねが厚いものにする。本来洋鉄は鍛接出来ないが、間にホウ酸とせんがけの時に出た削りクズを挟み、何回も温度を掛け鍛接してゆく。

 
 
 

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