火造りが終わっていた牛刀の黒皮をグラインダーで削ったうえで、ベルトサンダーを掛け、
形を整える。大きな傷も出ず短時間で重ね、形が整えられたので午後一番に焼き入れすることとする。
焼刃土は炭の粉や粘土その他を混ぜたものを1年以上寝かして使う。
これは各流派によって違い、赤土やベンガラを入れているところもあるし、昔からネズミの糞が良いとか言われていたが、その良し悪しはわからない。

親方から教えられた以外は使ったことがないからだ。
焼き入れの時落ちないような工夫が必要。
無事焼き入れも完了し、ベルトで研磨したうえで、砥石で刃を付ける。
明日の朝、銘を入れて柄を付ければ完成。
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