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花満開の鍛錬所

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

鍛錬所の桃としだれ桜が満開!

池のメダカも冬眠から目覚めたが、1匹に減っていたので、かわいそうなので5匹購入し池に放す。元気に育って、子供を産んでくれたらと思う。



午前中、いつも砂鉄を持ってきてくれる人が来訪。

本人もたたら製鉄をやっているが、どうも鉄ができないようだ。私のたたら装置を参考に作成しても、微妙に違っていたり、操業方法や温度の見方などの違いが、大きく結果に表れてくる。全国でたたら製鉄のみで刀を作っている人は、10人もいないのではないか。


先週失敗していた刺身包丁の鞘を慎重に仕上げる。前回削りすぎたので、今回余裕を見て大きくなってしまったが、失敗するより良い。



来客時は気が散るので、午後から鉄のクズを集め、卸鉄をした500gの鉄を4ケを2回に分け積み沸かしをする。テコ台もないので最初が難しい。

卸鉄をしてもまだ鉱滓、不純物が多く含まれるので、時間を掛け、高温にして絞り出す。

1回折り返しに1.5時間かかるがきれいな鉄になった。

包丁用の材料にできるかどうか。


 
 
 

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