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鳥達もこれで

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

午前中急に薪割をしたくなって、丸太6本を薪割をする。

丸太の大きさが直径40cmほどになるので、調節薪割機では割れない。

一度楔(くさび)で半分に割り、それから巻き割り機、最後に鉞(まさかり)で10cm角に割る。

現在は巻き割り機などあるが、これが江戸時代にでもなると鉞一丁なので殆ど人力なので、その労力は大変なものだと想像できる。

さすがに、丸太6本割り切ると腰も痛い。



午後は桃ノ木に防鳥網を設置する。

例年出来た桃の実に紙カバーを掛けても、鳥に食べられるは、虫に食べられるはで生存率が20%もないので、せめて鳥からは防護しようとネットを掛けるがmこれが結構イライラする。4mのポールを建て、そこにネットを這わすが、微妙に桃の枝にネッツとが引っ掛かり、張るだけで2時間は掛かる。途中で断念しようかと思うぐらい思うようにいかない。

一方を張ると一方が張りすぎ絡まってそれをほくすだけで、花房が飛び散り落ちてゆく。

夕方5時にようやく張り終える。

明るい6時まで。2時間あるので炭窯に材料を入れ、たたらに土を塗りセットする。

次週以降炭焼きと、たたらを同時進行しようと思う。

今日一日、鍛錬はなかったが、雑用に時間と体力を奪われる。よっぽど鍛錬のほうが楽に思える。

 
 
 

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