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新年事始め

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

あけましておめでとうございます。

今年は鍛錬を積極的に進め、玉鋼製の包丁を製作しつつ、研究材料とともに販売も行ってゆきたいともいます。

ただ、その前に昨年進めていた太刀が砥ぎを行い、最終の内曇りまで進んだところで、気になっていた小さい膨れが破れてしまい、キズのなって残りそうになりました。刃紋は丁子刃で躍動感があり、なかなかの出来でしたが、残念ながら断念です。

その為、そのリベンジをしなければ気が収まらないので、新年早々から太刀づくりのスタートです。山陰の砂鉄を中心に


 
 
 

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