top of page

失敗

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2018年1月28日
  • 読了時間: 1分

山城産の砂鉄を使いたたら製鉄を行ったが、鉧が2kgしか取れなかった。

まったくの失敗である。6時間と炭7俵、砂鉄25kgを費やしの結果がこれである。

砂鉄がある一定の温度になると炭の炭素と反応して還元し、鉄・不純物・一酸化炭素に分解され、鉄は鉧となり炉底に溜まり、不純物はノロとなりノロ抜き穴から排出されるが、今回普段にもまして多くのノロが水のように溢れ出し、ノロの中にある鉄分から線香花火のように火花が見える。

この様子から、炉内部の温度が高すぎ鉄がノロと共に排出されている可能性が高い。炭自身の火力と風量との関係であるが、今回少し風量が多いと思われるので急遽風量を落とし火力を弱めたが、この時点で炉底にはほとんど鉧が溜まっていなかったのだろう。たたら装置解体後、内壁にびっしりと鉄にならなかった砂鉄が付着している。と言う事は、1回で投入する砂鉄の量が多かったのだろうか。確かに少しでも鉧の量を増やそうとする気持ちが投入砂鉄の量を増やしていたのだろう。

次回はここを反省点に、再度山城産の砂鉄で試してみたい。その為にはたたら炭を焼く必要があり、何かと一人でやると準備段取りの時間を使ってしまう。


 
 
 

最新記事

すべて表示
7月2日 暑すぎと水浸しで、草刈

7月、梅雨の真っ最中だが、今日は天気も良く気温も上がり、まだ体が熱に対応できていないせいか動きが悪い。また、鍛錬所も前日までの雨で床やホド、立場も水浸し。 ついては、本日の鍛錬作業は中止し、伸びきった草を刈る。 凹凸があったりする部分は、ナイロン草刈り機で刈り、その他の部分は刃のついた草刈り機で草を刈る。 綺麗になると、今度はツツジの上に成長した木々が気になる。漆や何か枝に無数のとげのある木が、数

 
 
 
6月25日 積み沸かし鍛錬

たたら製鉄で、一つにまとまらず分離した鉧を平たく潰しておいたものが10程あったので、積み沸かして鍛錬しようと思う。 生憎の梅雨空で、かつ台風が近づいているということで、雨が降り続いている。 おかげで気温も低く鍛錬しやすいと思うが、反対にホドが濡れて立ホドの所もビショビショ。ホドが濡れていると温度が上がらず鍛錬はし難い。 案の定、火を入れると濛々と湯気が出る。 4層に積み込み、和紙やアク・泥を掛けず

 
 
 
6月16日 チェーンソー復活

炭材の松や雑木の木を切りそろえるには、チェーンソーが必携で、スチール製のチェーンソーは1台あるが、太い木を玉切りするには重さがあるので重宝するが、10cm程度の木を切るには少々重たすぎて、手が疲れる。 以前よりネットで購入したハイガー製のチェーンソーはバーの長さが30cmで、非常に軽いので扱いやすく疲れが少なかったが、経年の中でどうも燃料系に不具合があり、エンジンの吹きあがりが悪い。 いつも草刈り

 
 
 

コメント


bottom of page