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松炭出炭

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

午前中に炭窯より松炭を出す。

今週初めの雨で、地下水が染み出て、炭の一部が濡れている。

混ざらないようにその部分だけを取り出し、天日で干す。

今回はかなり固い炭で、岩手の松炭にだいぶ近づいているように思える。

ゆっくりと炭化させたので、5俵以上取れる。炉内の温度を早く上げようとすると、窯口近くの炭材が燃えてしまい、時間が早く終わるが、出炭量も減る。

ただ、このようにゆっくり炭化させると丸2日かかってしまうので、週末だけでは時間が足らないので、金曜日夜鍛錬所に到着し、夜明け前に火を入れる必要がある。

ちょっとしんどい。体力と時間を相談してどちらの方法で行くか考えながら


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