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暑さに負けず

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

兎に角暑い。9月に入ってもなお35度以上の猛暑日が続く。

この週末は暑すぎて炭焼き、たたら製鉄、鍛錬は中止とする。

土曜日の午前中は、作業的には日陰で工業用扇風機をかけ、薪割りを進め、コンテナ一杯にする。

コンテナは3基あり、1基は雑木、2基は松材が満載。

午後は休憩を挟みながら、周囲の雑草の刈込。今年は雨が多く雑草もよく伸びる。

日曜日の午前まだ幾分温度が低い間に、包丁3丁とナイフ1丁の焼き入れ。

その内包丁1本に刃切れが生じる。鍛錬している時はそれ程炭素量が多いとは思わなかったが、ケラの炭素量にバラツキがあり、その部分が刃切れを起こしたのだろう。

少し身幅を落とし、三徳包丁から牛刀に形状変更する。

午後は気温が36度になり、日差しが刺すように痛い。無理をせず早い目に後じまいをし帰宅する。彼岸頃までは暑さも続くようだ。

刀鍛冶祐崇の焼き入れ


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