久しぶりの鍛錬
- 刀工 祐崇
- 2018年8月18日
- 読了時間: 1分
ここ2日間ほどは今までとは違い、割と空気が乾燥しており涼しく感じる。
雑炭を焼いている間は、焚口の薪を絶やさぬようにしておけばよいだけなので、割と時間が取れる。その合間の時間を利用し、久しぶりに鍛錬を行う。久しくしていないと感が鈍る。
ホドも先日修理をして風の周りもすこぶる良い。
丹後半島の砂鉄で吹いた鉧2kgをテコ棒に鍛接し6回まで鍛える。
やっぱり鍛錬が気持ちよく進むと、充実感がある。
午後はさすがに暑いので、研ぎの途中の文化包丁と長寸の刺身包丁の研ぎと銘切を行う。
文化包丁はきれいに切れたが、長寸の刺身包丁は鎬まで焼きが入ってしまったのか、地鉄が固く、鏨が入らない。なんとか銘切を行ったが、下手くそな銘になるは、鏨の刃先が捲れてしまうは。どうしたものか。
次回かっちりと鏨の焼き入れを再度しようと思う。
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