炭焼きと包丁造り刀工 祐崇2018年8月25日読了時間: 1分秋の涼しくなり、鍛錬が進む頃までにもう少し炭を焼いておこうと、松の炭を焼く。朝7時に火を入れ、ゆっくりと窯の温度を上げてゆく。あまり性急に温度を上げると、窯口付近の材料が燃えて、 製炭率が落ちてしまうからだ。 合間に包丁を火造る。前回丹後半島の砂鉄で吹いた鉧で、6回まで鍛錬した材料で大2本、小1本を荒火造りをする。昼までに終わり、午後からベルトグラインダーで形を整える。焼き入れまでと思ったが、暑さのせいでここまでの作業が精一杯。焼き入れは次回に回す。
秋の涼しくなり、鍛錬が進む頃までにもう少し炭を焼いておこうと、松の炭を焼く。朝7時に火を入れ、ゆっくりと窯の温度を上げてゆく。あまり性急に温度を上げると、窯口付近の材料が燃えて、 製炭率が落ちてしまうからだ。 合間に包丁を火造る。前回丹後半島の砂鉄で吹いた鉧で、6回まで鍛錬した材料で大2本、小1本を荒火造りをする。昼までに終わり、午後からベルトグラインダーで形を整える。焼き入れまでと思ったが、暑さのせいでここまでの作業が精一杯。焼き入れは次回に回す。
再焼き入れ以前注文いただき、製作した刺身包丁が砥いでも切れないとの事で連絡があり、再度焼き入れをする。原因は色々あるが、焼き入れ後の焼きなましの温度が高くなり過ぎ、焼きが戻ってしまったか、一番考えられるのは、砂鉄からたたら製鉄で玉鋼を造っているが、どうしても場所ごとに炭素量のバラツキ...