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刃どり

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

以前作成してぬぐい迄完了してあった太刀を、11月登録に出そうと思い、急遽刃どりを行う。今回の太刀は85cmほどあり非常に長いので、元や物打ち辺りを刃どる場合、刀身の重みが支える手に来て、結構疲れる。地鉄は柔らかいので結構刃先が白くなりやすいので助かった。

地鉄と刃の白さのバランスを見ながら、1日をかけで作業を行う。

まずますの出来で安心する。


 
 
 

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