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出直し

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

注文受けていた仕込み刀が焼き入れ後、鍛冶研ぎで傷が出て、作り直し。

前回は傷を取るために削り、重ねがなくなってしまったため、今回はさらに重ねを厚くしようと思う。出来上りで元重ね2分2厘、先重ね2分を元重ね2分8厘、先重ね2分3厘で素延べをしたい。

一からの鍛錬で気が滅入るが、3日間かけて鍛錬し、荒素延べを機械で行う。長さが2尺だが、元重ねはまだ3分ある。素延べを進めて2寸、火造りすると1.5寸ほど伸びる。長い分は切り落とし、ナイフか短刀にしようと思う。

 
 
 

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