top of page

焼き入れ

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2023年2月19日
  • 読了時間: 1分

今日の予定は、炭出しと焼き入れ。

スムーズに作業を行うために、まずは、焼き入れの準備。

焼き刃土を乳鉢でペースト状に擦り、9寸柳刃、仕込刀、ペティナイフ、槍、小柄に塗ってゆく。

それらはゆっくりと乾燥させてゆく。急いで火にかざしたりすると、何故か剥がれ落ちやすい。剥がれ落ちるとそこも焼が入ってしまうので、刃紋も汚くなり、棟焼きになってしまう。


乾かしている間に、炭窯から松炭を出し、小割にしてゆく。

今回もよく締まっている炭が小割にした状態で、4俵。いつもと同じ。

細かい炭は丁度焼き入れ炭に使える。


昼食後、船の水温度を調整し、柳刃から焼き入れ。柳刃は片面が刃角度がついている為、平の方に反り勝ち。

一番難しいのは、仕込刀。重ねが薄い為、温度を上げるだけでも曲がりが出てしまう。おまけに60cmと長いので、先元の温度が一定にならない。5分ほど格闘し焼き入れ。

結構刀身は蛇のようにうねる。

他のは無難に焼き入れ、続き焼き均しと曲がり直し。

仕込刀は大きくうねっているが、鎬を叩きすぎると反りが臥せってしまうので、怖々刃の方も叩く。日刀保の玉鋼だと折れてしまう。

格闘15分なんとか真っすぐかつ仕込鞘に入るように反りを整える。後日再度微調整は必要。

焼き入れがうまくゆき、安堵。



 
 
 

最新記事

すべて表示
2月23日 雑用完了

雑用その① トイレの屋根製作 ほんの30分ほどで完成。次回トイレの位置を変える時用にネジを取れば屋根は取り外せるようにしておく。 雑用その② たたら装置の下部5cmを切断。 前回グラインダーで約半分ほど切断していたので、残り特に足の部分は、内側からしか切断できないので、結構やりにくく手が吊りそうになる。 それでも1時間ほどで切断できたので、末端部分に耐火モルタルを塗り完了。 これで、良質の玉鋼が取

 
 
 
貯まった雑用

今週は溜まっていた雑用作業を行う。 ①    折れていた槌の柄付 ②    暗幕用カーテンが劣化してボロボロなので交換設置 ③    畑の自然薯用の畝立て ④    たたら装置の下4㎝の切断 グラインダーの切断砥石でカットしていくも、たたら装置の鉄部の肉厚が6mmぐらいあり、なかなか切断できない。長時間グラインダーを回すと過熱して逝かれるので、休憩しながらゆっくり切断を進める。 1時間ほどで半分程

 
 
 
課題発見で前進

今週は、久ぶりに炭焼きとたたら製鉄の二本立てを行う。 炭焼きは松材を焼くので、特にいつも通りで問題なく焼けると思う。 たたら製鉄は、新しい装置にしてから中々思うような結果が出ないで、色々と工夫を繰り返して、徐々に鉧の取れる量も多くなってきた。 今回は羽口の穴の大きさを小さくし、角度を数度きつくした。 羽口を小さくすることで、風圧が大きくなり、下釜に風が届き、温度が高くなる。 角度も同じく風が下釜に

 
 
 

コメント


bottom of page