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2日目

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2020年4月30日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年5月3日

非常事態宣言が出されて、店もやっていないし、どこも行くところがないので、鍛錬所に5日程退避して、普段できていない事をやってしまおうと思う。


先週焼いた炭を窯出しをする。たたら用にしようと思っているので、1つ1つナタで割るのではなく、炭の山で直接ナタで叩き割る。このほうがよほど時間が早い。ただ、割った大きさにばらつきが出るが、たたら製鉄で使うのであまり影響がないと思う。

思ったより少なく、切った状態で5俵。いつもなら7俵ぐらいあるが、今回は、かりかりに乾燥した細い薪だったので、釜口あたりが燃えてしまっており、それで出炭率が落ちたようだ。湿っていても時間がかかる、乾燥していると出炭が少ない。

量が確保できなかったので、すぐ薪を詰め込み、明日炭焼きしようと思う。


午後からは松の丸太(直径1m程)の残りを楔で割り→巻き割り機で割り→斧で10cm角にする。

伊賀上野も今日は25度になるので非常に暑い。汗びっしょりでコンテナ一杯にする。

斧の使い方も様になっ、腰を入れなかったら竹を割ったように割れ飛ばない。

昔の武士の鍛錬にはもってこいだったのだろうか。


 
 
 

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