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仕込刀続きと柳刃

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

更新日:2023年1月31日

朝一番は新たたら装置の内側に耐火モルタルを塗る準備をする。10cmメッシュの鉄筋を下窯の内径より1.5cm小さく丸め、上部を溶接で固定する。次回羽口の設置と耐火モルタルの塗り込み予定。

10時頃より前回火造り進めていた仕込刀の中茎を火造り仕込の鞘に納まるように調整する。

但し、焼き入れすると反りが出るので、再度鎬部分を叩き、反り具合を合わす必要があり、上手くゆくか心配。

昼休憩後セン掛け。一部重ねなど調整が残るが次回に回す。


15時より来客。近くで古民家を購入し色々イベントを進めておられる方。今後ジョイントも可能かなと思う。せっかくなので、柳刃包丁の素延べ作業を見て頂く。

丁度6回鍛えていた材料が有ったので助かった。9寸の柳刃の荒素延べ完了。


 
 
 

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