備前長船祐定刀工 祐崇2021年7月10日読了時間: 1分鍛錬所は連日の雨ですっかり水浸しで、ホドも湿り、立ホドには水が溜まっている。気温も蒸し暑く流石に火を使った作業は気が進まない。以前研究用に買って置いていた脇差の祐定が錆びていたので、砥いでみることとする。先反りの室町後期の型。刃文も掟通り腰の開いた具の目。研ぎ減りで切っ先の帽子の形がおかしい。荒砥、備水砥まで掛けてみた。砂流しなども見えている。これから当分は、梅雨が明けたらやっても火造り、後は研ぎや、鍛錬所の補修など普段できない事をこなしてゆきたい。
鍛錬所は連日の雨ですっかり水浸しで、ホドも湿り、立ホドには水が溜まっている。気温も蒸し暑く流石に火を使った作業は気が進まない。以前研究用に買って置いていた脇差の祐定が錆びていたので、砥いでみることとする。先反りの室町後期の型。刃文も掟通り腰の開いた具の目。研ぎ減りで切っ先の帽子の形がおかしい。荒砥、備水砥まで掛けてみた。砂流しなども見えている。これから当分は、梅雨が明けたらやっても火造り、後は研ぎや、鍛錬所の補修など普段できない事をこなしてゆきたい。
再焼き入れ以前注文いただき、製作した刺身包丁が砥いでも切れないとの事で連絡があり、再度焼き入れをする。原因は色々あるが、焼き入れ後の焼きなましの温度が高くなり過ぎ、焼きが戻ってしまったか、一番考えられるのは、砂鉄からたたら製鉄で玉鋼を造っているが、どうしても場所ごとに炭素量のバラツキ...
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