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夏のような日差しで疲れる。

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2022年4月10日
  • 読了時間: 1分

ここ数日夏のような気温になり、体が慣れていないので非常に疲れる。

鍛錬所では都会より1週間ほど遅く、しだれ桜や桃の花が満開である。



今週は炭焼きをしながら、包丁の在庫が少なくなってきたので、鍛錬して3本ほど作っておこうと思う。包丁の鍛錬前に2回まで鍛えていた千種川100%砂鉄の物があったので、まずそれから鍛錬し、5回でテコ棒から切り離す。続いて丹後半島と山陰の砂鉄の鉧を6回鍛えるが、非常に硬いので包丁に向かない。これは刀用にとっておき、以前、卸鉄したものを鍛えていた材料があったので、これを火造り3本の三徳包丁を作る。

黒皮をグラインダーで削り、ベルトサンダーで形を整えるのだが、これが結構しんどい。指先に力を入れるので手が筋肉痛になる。回転の速いベルトもあるが、これも早すぎてしんどい。


翌日3本に置土をして焼き入れ、再度ベルトで整える。後は砥石で刃先を付け、銘を入れれば完成。GWまでには販売できそう。


 
 
 

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