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松の丸太仕入れ

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

古民家のDIYが忙しくて、中々家事や仕事ができていないが、できていない時でも家事や仕事に必要な材料、特に炭材の確保は必須です。炭がなければたたら製鉄もできないし、鍛錬、火造り、焼き入れなど出来なくなってしまう。

昨今炭焼き職人の高齢化に伴い炭の供給が先細りで確保もできず、また、確保出来ても非常に効果になり、安価に玉鋼包丁を販売しようと思えば到底採算が合わない。


いつも松の丸太を融通してくれる滋賀県の製材屋から連絡が入り、直径40㎝の松が手に入ったとの事で買い付けに行くこととする。

2tトラックをレンタルし直接取りに伺う。

長いままだと運搬できない為、30cm程度に玉切りしてトラックに積み込む。2tトラック一杯である。


鍛錬所についてからは、人力にて仮置き場に運ぶのだが、道から鍛錬所敷地内には高低差約80cmの坂があり、これを転がして運ぶが、30㎝に切ってもかなり重く、フラフラになりながら運び込む。


約半年乾燥させて、割り込んでさらに乾燥させなければならない。


 
 
 

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