top of page

鍛錬と卸鉄

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

今日は雑用も少ないので、鍛錬と大夫溜まった小粒の鉄の卸鉄をしようと思う。

鍛錬は丹後の砂鉄で造った鉧を使用。思った以上にノロを噛んでおり、小割にして積み沸かしを掛ける。纏めるのに時間がかかり、3回折り返して昼になったので次回に回す。


午後からは卸鉄。3本あるテコ棒が短くなってしまったので、卸鉄を2回折り返したもので補修したいと思う。

1回で3kgの小鉄を、1kg小鉄・炭で3層に分けて、ホド盛ってゆく。




1回約20分。火の加減をして卸す。

2回6kgで1.5kgの鉄が抽出出来た。


 
 
 

最新記事

すべて表示

再焼き入れ

以前注文いただき、製作した刺身包丁が砥いでも切れないとの事で連絡があり、再度焼き入れをする。原因は色々あるが、焼き入れ後の焼きなましの温度が高くなり過ぎ、焼きが戻ってしまったか、一番考えられるのは、砂鉄からたたら製鉄で玉鋼を造っているが、どうしても場所ごとに炭素量のバラツキ...

Comments


bottom of page