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10月最終週

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

午前中神戸からお一人、午後から大阪からお一人来所で、見学される。

午前中は鍛錬を見て頂こうと作業を進めるが、1回折り返したところでテコ棒が折れてしまい、急遽焼き入れを見て頂く。

午後からは包丁の焼き入れと、ベルトかけをして頂き、小包丁がほぼ出来上がる。後は砥石で刃を研いで柄を付ければ完成。

なかなか、鍛錬を見ることはあっても、実際に製作体験ができる場所は少ないので、鉧の状態から包丁が出来ていく過程の一部ではあるが体験できることは貴重だと思う。

一段落ついたので早い目の帰宅とする。

 
 
 

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