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炭焼き窯の補修

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

炭焼き窯は真砂土と石灰と塩を混ぜて作っていましたが、中間部分の真砂土の圧密度合いが悪く、熱を加えるごとに自然と圧縮され、その分あちこちひびだらけになり、その隙間から熱が逃げるため時間が余計にかかっているのが、以前より気になっていました。

この際一挙に補修を加えることにしました。一旦周囲のコンパネを取り除き、真砂土を掻い出し、改めてコンパネをはめ込んだ上から、今度は水と良く練った真砂土を上から入れ、叩き締めました。

これで当分は大丈夫かと思います。

春も近づき、桃の花もつぼみを膨らまします。

最近は、土木工事ばかりで、肝心の鍛錬ができていません。

来週も松の炭焼きがあるので、再来週ぐらいから鍛錬を再開します。


 
 
 

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