top of page

たたら装置補修

  • 執筆者の写真: 刀工 祐崇
    刀工 祐崇
  • 2017年6月1日
  • 読了時間: 1分

たたら吹きを行う場合、いつも鉧が上の方にでき、羽口のところに引っ掛かりすぐに取り出せない事から、羽口の角度が悪く、風の交差する地点が、上にあり、下窯の方まで温度が上がらないため、還元場所が下窯より上なので、ノロも下に降りず、鉧にまとわりついて鉧の成長を邪魔していたと思われ、大きな鉧が取れたと思っても、鍛錬すると柔らかい鉧だったり、ノロが多いため傷の原因になっていたと思われるのと、作成から2年ほどたち耐火コンクリも朽ちてきたので、この際たたら装置を改修しました。

羽口の角度を急にして、風がより下窯まで届くようにしてみました。


 
 
 

最新記事

すべて表示
炭焼き釜補修完了

先週に引き続き、炭焼き釜の補修の続き。 排煙口の位置がブロックの厚み分長くなり、以前の排煙口だと煙突が差し込み出来ないので、新たにレンガを買ってきて作り直す。 以前までは煙突の角度が屋根の関係で斜めになり、その分煙突の壁で冷やされて、木酸酢が落ちてくるので、排煙口の下部に排...

 
 
 
たたら装置の補修

羽口の角度が今一固定できないので、改めて羽口を溶接して四方から風が吹きつけられるようにする。次のたたら製鉄に備えて下釜にも土を塗り、数日掛けて乾燥させる。 たたら製鉄がうまくいかないと、良い玉鋼が出来ないので、当然良い鍛錬、良い製品も出来ない。...

 
 
 

Comments


bottom of page