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雑炭焼く

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

朝7時に火入れ。今日は雑炭を焼く。炭焼きは一旦火が入ると、火を絶やさないようにするだけで、合間は割と他の作業が出来る。午前中は昨日搬出した炭を、炭窯の火を背中に、6俵分炭を一寸角に切りそろえる。今回の松炭の出来は上々で、生焼けは一本のみ、他も鉈で切るのも力がいるほど硬い。今日は冬型の気候で、伊賀地方では断続して雪が舞い散る寒さである。

午後は、前回ホドの羽口部分の耐火セメントが剥離してしまったので、修理を行い乾燥させる。

その後砂鉄を磁

石で選鋼してたたら製鉄の準備も進める。

六時ごろに煙の温度が70度程度になって自燃に近ずいたので、2日振りの風呂に汗と汚れを流しにゆく。


 
 
 

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