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炭焼きとセン掛け

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

昨日からの大雨で、朝方もまだ大粒の雨が降っている。

朝5時に炭焼き窯に火を入れる。

前回松炭を焼いて、固く焼くために排煙口をすぼめると、まるまる二日かかったので、今回は早い目の作業開始。

9時ごろには、雨も上がり、急速に天候は回復に向かう。

一旦、炭焼き窯に火を入れると、薪をくべる以外特に作業はないので、その合間に、太刀のセン掛けを行う。

天気も良くなってきて、青空が見えてきたので、外で掛ける。

刀鍛冶のセン掛け

昼前になると、太陽が降りそそぎ、暑くてしょうがないので、建物内部に移動。

最近研いでいないセンなのであまり切れない。

腕が筋肉痛になりそうである。


 
 
 

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