top of page

小物焼き入れ

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

最近は包丁の販売が進まない。これもコロナ禍の影響で、どうしても市販の一般包丁よりも高価な為、買い控える気持ちがあるのかもしれない。

今回もう少し安価にお買い上げいただけるように、小型ナイフを造る。

今日はその焼き入れ。小さい物なので、日本刀、包丁の様に焼土を塗らずに、そのまま焼き入れる。

今回の材料は炭素量が多い為、少々硬くて折れやすいので、焼き戻しをしっかりと行う。


畑の山芋の茎にはムカゴが大きくなってきたので、来週あたりに収穫しようと思う。

 
 
 

最新記事

すべて表示

再焼き入れ

以前注文いただき、製作した刺身包丁が砥いでも切れないとの事で連絡があり、再度焼き入れをする。原因は色々あるが、焼き入れ後の焼きなましの温度が高くなり過ぎ、焼きが戻ってしまったか、一番考えられるのは、砂鉄からたたら製鉄で玉鋼を造っているが、どうしても場所ごとに炭素量のバラツキ...

Comments


bottom of page