top of page

クナイ製作

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

2月に伊賀地方のイベントで、忍者が使うクナイ造りの試作品を作る。クナイといっても両刃にして先を尖らすと銃刀法に抵触するため、先端を丸くし刃も付けないスプーンに近い型にする事とする。

6本ほど造り、残りはイベントに参加する人数に応じて直前に作成する。


午後は注文の受けていた刀を鍛冶押し(荒砥石)で形を決めていく。焼き入れから時間がたつと曲がりや捻じれが出てくるため、研ぎながら槌で曲がりを直してゆく。

何とか3末までには研ぎ上げたいと思う

 
 
 

最新記事

すべて表示

再焼き入れ

以前注文いただき、製作した刺身包丁が砥いでも切れないとの事で連絡があり、再度焼き入れをする。原因は色々あるが、焼き入れ後の焼きなましの温度が高くなり過ぎ、焼きが戻ってしまったか、一番考えられるのは、砂鉄からたたら製鉄で玉鋼を造っているが、どうしても場所ごとに炭素量のバラツキ...

Comments


bottom of page