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久しぶりの鍛錬

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

色々伊賀地方でのイベント開催があり、なかなか鍛冶鍛錬ができずにいたが、アメリカからの注文の包丁も製作しなければならないので、合間を見て鍛錬を行う。

1.5kgの玉鋼は以前にテコ棒に鍛接して、イベントで向槌体験で使用していたが、もう玉鋼の在庫がないため仕方なくそれを使う。午前中2時間で6回鍛錬。傷が出ては替えの玉鋼がないので、しっかり沸かしたので材料の減りも大きい。途中刀用に鍛えていた小片を追加で積み沸かしをする。

素延べ、火造りまで進みたかったが、午後は予定があるため、少し素延べだけして終了。




11月中に火造り、12月に焼き入れ、研ぎを予定している。

他方仕込み鞘の刀も研ぎを進めなければならないので、時間がもっと欲しいのが正直なところ。

 
 
 

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