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鍛冶屋仕事の再開

執筆者の写真: 刀工 祐崇刀工 祐崇

別購入した古民家のDIYも一段落したので、手つかずの鍛錬所関連作業を久しぶりに開始する。注文を受けている作業が溜まっているが、まずは鍛錬所周辺から片づける。

草が勢いを増した畑の草引きを皮切りに、そろそろ植込みの時期になっている自然薯の畝をトタンで囲み、間に15㎝程の空間を作り、そこに土を入れ栽培する。収穫の時はそのトタンを外せば掘らなくても収穫できるといった塩梅。しかし、土を入れると土の質量で膨らみ倒れそう。これはやり直し。

来週以降に少し頑丈に作ろうと思う。

次は気温が高い時期になったので、大きな松の玉切りを裁断し薪にする。

約2時間かかってコンテナ半量を薪割りする。汗がしたたり落ちる。




来週は注文の仕込み杖の刀に銘を入れ、目釘穴を空け、柄にしっかり納まるように細工をし、登録に出すために研ぎを進め、中名倉位に進めたい。




鍛錬所の庭にも桃と枝垂れ桜の花が咲き春爛漫といった感じ。


帰宅まで小1時間あったので、変えずにいたスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換して、少し早いが帰路に就く。

 
 
 

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